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特定金銭債権の買取には、金融機関等との交渉を行って債権を買取る場合と、入札により競落した場合に買取る指名入札制とがありますが、いずれの場合についても、当該債権の各種情報を精査してリスクとリターンを分析し（デューデリジェンス）、出口戦略（投資回収手法の選択と予定回収期間の設定）に基づく価格を算出して（プライシング）、買取金額を提示します。
当社では管理回収にあたって、関連諸法令を遵守するとともに、当社が独自に定めた債権回収マニュアルに従って、債務者への返済依頼にとどまらず、債務者の状況や事情に応じて返済条件の変更等を含む交渉を行います。
具体的には、当社は、債務者を営業上の顧客と位置付けて、当該顧客（法人・個人）への返済依頼の連絡にとどまらず、プライバシーに最大限の注意を払いつつ顧客の状況や事情を個別に勘案し、助言及び返済条件の変更等のカウンセリングを行い、顧客の健全な経営・家計の回復と維持に努めながら具体的な返済プランを作成します。こうしたカウンセリングを経た上で、当社は債務者との間で和解契約を締結し、和解契約に基づく支払を受け、又は法的手続きを実行するなどして、当該債権に関する債務者の再生と当社の収益確保に配慮した債権の管理回収業務を行っております。
以上に述べた当社における債権買取業務及び債権管理回収業務のフローの概略は以下のとおりです。
| (1) |
買取債権の発掘 |
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各金融機関等（銀行、信託銀行、生損保、外資系金融機関等）に向けた積極的な営業活動により、金融機関が行うバルクセール（不良債権等の一括売却）への入札参加や相対取引の指名獲得により、買取債権の発掘を行います。
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| (2) |
デューデリジェンス |
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入札や相対取引への参加が確定した場合は、金融機関との守秘義務契約の締結後、対象債権の各種情報を入手し、当社の自己投資に対するリスクとリターンを分析します。
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| (3) |
プライシング |
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デューデリジェンスの結果を基に、出口戦略（投資回収手法の選択と予定回収期間の設定）を検討した上で、期待収益率に基づき将来キャッシュ・フローをディスカウントした債権価格（投資現在価値）を算出します。
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| (4) |
クロージング |
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入札参加後、当社が当該債権を落札した場合には、金融機関等と債権譲渡契約を締結し、譲渡代金の支払と同時に金融機関から債権及び担保権の譲渡がなされます。
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| (5) |
債権管理回収 |
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債務者との個別具体的なカウンセリングを経た上で、債務者との間で和解契約を締結し、和解契約に基づく支払を受け、又は法的手続きを実行するなどして、当該債権に関する債務者の再生と当社の収益確保に配慮した特定金銭債権の管理及び回収を行います。
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